メイドイン沖縄。無農薬栽培のおいしい「美ら花紅茶」 | Dear Okinawa,

よみもの

2020/08/12 14:58

「忙しいという字は、心を亡くすと書きますね。ですが、時間がない時でも心にゆとりを持つことは大事だと思っています。気持ちに余裕がある方が、マインドのスイッチを切り替えやすいですし、ストレスがたまりにくいと思うんです。忙しい日々の中で取り入れてほしいのが“紅茶時間”。茶葉を用意して、お湯を沸かして、お茶を淹れる時間は、実は心を落ち着かせることにも繋がると思うので。こう話すのは、「美ら花(ちゅらばな)紅茶」代表の上地 直美(うえち なおみ)さんと喜納 香織(きな かおり)さん。沖縄県本島北部の名護市にある茶園「金川(かにがわ)製茶」から生まれた茶葉で沖縄産紅茶を製造しています。

完全無農薬の茶葉は、自然の風味が豊かで、クリアな味わい。ティーベルト(紅茶の茶葉を育てることのできる地帯)の範囲に当てはまっていることや、天然のミネラルが豊富に含まれる土壌ということ、隣接する畑がないので農薬の飛来の影響がないなど、いくつかの良い条件が揃ったことで誕生した美ら花紅茶。収穫は年に3回。夏期の茶葉は渋みが強く出てしまうそうで、収穫はしないそうです。

金川製茶は国産紅茶グランプリ2019年のプロダクト部門・チャレンジ部門でグランプリを受賞(プロダクト部門は2年連続、チャレンジ部門は3年連続の受賞)。苦味や渋みが少ないこと、香り・風味がしっかりと感じられること、すっきり飲みやすいことなどが受賞理由だそうです。

美ら花紅茶は「クラシックティー」「ハイビスカスブレンドティー」「月桃ブレンドティー」の3種類。


クラシックティーはクッキーやケーキにはもちろん、どんな食事とも相性抜群です。上地さん曰く「例えば、おにぎりや天ぷらなどにも合います」とのこと。実際に試してみると、緑茶や麦茶を飲みながら食事をしているのと変わらず、全く違和感がありませんでした。


もちろんフルーツやスイーツにも。すっきりとしているけれど、コクも感じられ、後味にはほのかに甘みも。美ら花紅茶は“日常に取り入れやすい”お茶だと思いました。

美味しい紅茶を淹れるためのコツは、軟水を使うこと。香りが立ちやすくなるのだそうです。それから、お湯は沸騰させたものを使うこと。ですが、最も大事なことは心を込めて淹れること。丁寧に淹れることで芳醇な香りが立ち、身も心もリラックスするのだそうです。

忙しい毎日だからこそ大切にしたい紅茶時間。「最近疲れている」と感じた時には、ぜひ試してみてください。

Text&photo:舘幸子


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